アメリカでは初診の際の検診を重視します。
初診の検診について
パノラマと咬翼法
日本で通常行われる歯科検診のレントゲン撮影は、口の中全体と骨の状態を調べるパノラマが基本です。そして歯の根まで詳しく撮影するPeriapical(標準型)を追加します。
アメリカでは歯科検診でパノラマに加え、必ずBite Wing(咬翼型)を撮影し、必要に応じてPeriapical(標準型)を追加します。
この咬翼型は歯と歯の間の虫歯を見つけるための最適な方法です。渡米後の歯科検診で、多くの虫歯が見つかって驚かれる方が多くいらっしゃいます。初期段階で虫歯を発見し、治療することは口腔内の健康を守るためには大切なことです。
Spectra
当院では初診時にSpectra、赤外線によって歯の溝の深さを診断する装置を使用します。探針で虫歯を診断するだけでは溝の深さはわかりにくいですが、Spectraであれば、数値で計測値が表示されるので深さが正確に読み取れ、患者さんも治療の必要性が理解できます。
口腔内写真
初診時の口の中の写真は、歯科医の治療計画の助けになるだけではありません。自分の口腔内の全体像を画面で見ると口の中の現在状況を把握しやすく、治療の希望も伝えやすくなります。治療後、BeforeとAfterの比較にもとても役に立ちます。
学校の歯科検診
NewYork州の公立学校に入学の際には歯科検診が必須となります。
レントゲンを撮影後、口腔内検診をして、所定の必要書類に記入します。
日本語で対応しておりますので、日本からもお気軽にお尋ねください。
初診来院時のご案内
初診時に必要なもの:
Dental(歯科保険)が適応される保険のカード
世帯主のSocial Security Number
世帯主の誕生日
保険の支払い方法
歯科保険に加入されている方は、カードと保険情報を提出していただければ、当院から保険会社に請求をし、指定の金額が当院に支払われた後、残高である自己負担分を請求させていただきます。
歯科保険に加入されてない方は治療後、お支払いをお願いします。
保険と検診について
歯科保険はお勤め先の加入されている保険のタイプによってさまざまです。大きく分類すると3種類のタイプがあります。
アメリカの保険
PPOタイプ:お好きな歯科医を選ぶことができ保険会社のネットワーク内の歯科医を利用すると割引が適応されることもあります。
HMOタイプ:ネットワーク内の中から一人の歯科医を選び原則的にはその歯科医のみしか利用できません。当院では、Networkには加入しておりません。
どちらのタイプにしろこのような条件が伴います。
年間の上限額:通常$1500-$2000
免責額:免責額を達してから保険が適応します。
治療の内容により保険のカバー率は:
検査、レントゲン、クリーニング:80%-100%
神経治療、詰め物:50%-80%
インレー、クラウン:50%
アメリカの保険は加入している家族一人一人に対して設定されています。 保険請求はこちらでさせていただいております。保険金の払い戻しは申請後、通常2週間から4週間ですが時によっては長くかかることもあります。
日本の健康保険
国民保険や社会保険など日本で申請をし日本の条件に基づいて日本サイドで支払われます。その用紙を持参していただければ書類の記入 は可能です。ただ、保険の適応額はアメリカの保険に比べ制限があります。
会社負担