その他
どうしてレントゲンが必要ですか?
虫歯、歯槽膿漏、歯を支えている骨などの詳しい状態は肉眼では見れません。特に、下記のような問題に関しては肉眼での発見は不可能です。
- 小さい歯と歯の間の虫歯や、詰めたものの下に出来た虫歯
- 歯の神経が炎症を起こして骨の中に膿の袋ができてしまっている
- 歯槽膿漏による、骨の喪失
- 骨の中の腫瘍
- 事故の後の歯の損傷
- 成人にも子供にも見られる、生えずに歯茎の中に埋まったままの歯
レントゲン撮影は、歯科医師が早い時期の虫歯や病気の発見ができ、早期の治療が行えるので症状が進行して起こる痛みや悪化を防ぎ、時間や費用の節約もできます。

デジタルのレントゲンとは?
コンピューターは、日常生活になくてはならないものになっています。当院でも、予約管理、カルテ、保険の請求などのほか、レントゲンもコンピューターで撮影と管理をしています。歯科デジタルレントゲンは、コンピュータにつなげられたセンサーをフイルム代わりに撮影し、そのイメージをデジタルで直接入力します。フィルムは、現像するのに3~5分はかかっていましたが、デジタルであればすぐに画面に表示できます。また、画像も鮮明で、撮影した後にも拡大したり、明るくしたりできるのでより詳しく検査が可能で、過去のレントゲンとの比較もしやすくなります。また、現像に使っていた薬液など、環境破壊につながる液体やフィルムも必要なく、環境に優しくなっています。
デジタルのレントゲンは安全ですか?
デジタルのレントゲンは、放射線量が非常に少なく有害な放射線のリスクも最小限になっています。デジタルで歯のレントゲンを4枚撮ったときに浴びるレントゲンの量は、フィルムを使ったときの1/4以下になっています。これは、たとえば飛行機で2時間の旅行をしたときに浴びる放射線量と同じです。

歯軋りは治せますか?
歯科で最も良く行われる歯軋りの治療法は「マウスピース」です。夜寝る時にマウスピースを装着すると、歯にかかる負担を減らせます。極端に噛み合わせが高すぎる、あるいは低すぎるクラウン(被せ物)等が入っている場合には、それを調整、または作り直しする場合もあります。ただ、歯軋りの根本的な原因はストレスである可能性が高いので、何らかの方法でストレスを軽減させるのも最重要ポイントとなります。また歯軋りする状態を放置しておくと、顎関節症など深刻な問題も起こる可能性がありますので、早めに専門家に相談しましょう。

歯がしみる時の治療は?
歯がしみる原因には、虫歯・知覚過敏などがあります。虫歯の場合は虫歯の治療をします。虫歯が原因でない知覚過敏であれば、歯ブラシの圧、歯軋り、食いしばりなど知覚過敏の原因を解明し、その原因にあった方法の処置をします。歯磨き粉をしみないものに変えるのも一つの方法です。
口臭が気になるのですがどうしたらいいのですか?
虫歯や歯周病があると、繁殖した細菌が悪臭を放ったり、歯肉が炎症を起こし、膿がたまって口臭の原因となります。歯磨きは毎日の習慣として行っていますが、きれいに磨いているつもりでも、磨き残しは意外と多いものです。
また毎日歯磨きはしているけれど、舌の掃除をしているという人は少ないのではないでしょうか。舌の掃除は、歯ブラシで撫でるように軽めに掃除するか、あるいは舌専用のブラシを使用するのが効果的です。歯科を受診し、正しい磨き方を知ることは口腔内健康を守るために極めて重要です。
口臭は、口腔内の問題が原因として発生する場合が多いのですが、全身の病気によって口臭が発生する場合もあります。特に胃腸や肝臓が弱っている場合は、体内に入った食べ物のにおいの原因がうまく分解されず、悪臭の元となります。

麻酔はどのくらいの時間、効果がありますか?
個人差はありますが、だいたい60~90分くらいの効果がある方法と、3~4時間効果のある方法があります。治療の場所、痛みの度合いによって両方を使い分けています。
親知らずは抜いたほうがいいですか?
自覚症状がなく、管理と定期的な検査が確実に出来るのであれば、抜かなくても良いでしょう。ただし、他の歯に悪影響を与えるようであれば、抜歯をお勧めします。

"歯が外傷を受けた時"どうしたら良いですか?
歯の外傷でよくあるのは、ボールが当たったり、ころんで歯を打ち、 歯が欠けたり折れたり、抜けてしまうことです。その場合は、 あわてないで、まず、口の中がどうなっているかを確認します。噛んでみて痛いか どうかも確認してください。 口が切れて出血しているときは、まずガーゼやタオルなどで押さえて 血を止めます。しばらく押さえていると、少しずつ止まります。口の中の出血は唾液と混ざって多量の出血 のように見えます。
次のような場合は歯科医院へ
- 圧迫しても出血が続くとき
- 歯がぐらぐら動くとき
- 歯が欠けたりねじれたり、歯ぐきの中にめり込んでしまったとき
- 歯が抜けてしまったとき
歯が抜けても元の場所に戻せる場合があります。
<乳歯はほとんど戻すことはありませんが、問題となるのは、永久歯です>
- 抜けた歯の根っこには触らないで、汚れをさっと水で洗い流します(擦ってはいけません)
- 水か牛乳につけて持ってくる(乾燥させない)
- できるだけ早く、数時間以内に専門家によって抜けた場所に戻すのが重要です。
- 早ければ早いほど元の状態に戻る可能性が高いです。
戻したあとは隣の歯と接着剤でくっつけて固定します。根が骨の中に接着して安定するまで、 できるだけその歯で噛まないようにします。 経過観察しながら、神経の治療が必要かどうかを診断します。
妊娠期の歯の治療は可能でしょうか?
一般的には、安定期(16週~)の歯の治療は可能です。その他の時期でも、お母さんの体の状態や治療内容によっては受診可能です。歯科を受診する前に、かかりつけの産婦人科の先生に相談しましょう。また、歯科を受診する際に、妊娠していること、何週目なのか、お母さんの体の健康状態、産婦人科の先生の意見等を伝えてください。

妊娠中歯の痛みがひどい場合、痛み止めや化膿止めを飲むことに抵抗があります。大丈夫でしょうか?
基本的には妊娠中は薬を内服しないようにします。 ですが、薬を使用しないと母体に悪い影響があると考えられる場合には、お腹の赤ちゃんへの影響が少ない痛み止めや化膿止めの薬を必要最小限処方することがあります。
子供の治療は何歳頃からできますか?
最初の歯科検診は1歳か、最初の歯が生えてから6ヶ月以内に行い、哺乳瓶や歯の清掃の仕方、歯の萌出、ゆびしゃぶりやおしゃぶりの癖について相談することをお勧めします。