口腔衛生
どんな歯ブラシがお勧めですか？
歯ブラシのブランドは重要ではありません。歯ブラシのサイズや毛の硬さで選ぶのが一番大切。固めのブラシは、歯茎に傷を作ったり磨き残しができやすいので、ソフトの歯ブラシで歯茎のマッサージも同時に行うことをお勧めします。また小さいヘッドの歯ブラシは、一本ずつの歯に当て、奥の歯まで動かしやすいのが利点です。最低、朝夜１日2回は歯を清掃し、１年に2回、歯科医院で歯の検査やクリーニングをして、健康な口腔内を保つことが大切です。
どのブランドの歯磨き粉が一番いいですか？フロスはしたほうがいいですか？
歯磨き粉は6歳以上であればどのメーカーのものでも、むし歯の発生・進行を防ぐフッ素入りをお勧めします。また歯がしみる方はSensodyneなどの専用の歯磨き粉をご利用ください。
フロスはしたほうがいいですか？
歯ブラシだけでは歯のケアは不十分です。歯石がたまりやすい歯茎の隙間や歯間の虫歯予防はデンタルフロスでしっかりとケアすることが肝心です。日々のお手入れによる歯石除去効果は歯ブラシだけの場合50％ですが、デンタルフロスを併用すると90％にアップします。
舌は掃除をするものですか？
舌の上にもコケのような汚れがつきます。これが口臭の原因にもなりますのでTongue Cleanerなどを利用して掃除されることをお勧めします。
歯みがきはどれくらいしたらいい？電動歯ブラシは？
食後に1日3回、時間的には3分くらいかけて磨きましょう。力はあまり入れないようにブラッシングしてください。食後、毎回歯磨きが出来ない場合は、一日に最低一回はゆっくり歯を磨き、一日の汚れを落とすようにしてください。また電動歯ブラシを使っても適切な場所に当てないときれいに磨けません。使用するのが電動歯ブラシでも、歯ブラシでも、鏡を見て一本ずつ歯に当てていくことが歯磨きのコツです。
Waterpikとは? Waterpikをすれば歯磨きしなくて良いのですか？
Waterpikとは水流により口腔内を清掃する機械、口腔洗浄器のことです。ノズルから発射されるジェット水流により歯垢などの口腔内の汚れを落とすクリーニング効果と水圧による歯肉へのマッサージ効果を期待して利用されます。通常の歯磨きにWaterpikを併用すればプラークの抑制効果がありますが、歯磨きの代用にはなりません。矯正器具をつけている患者さんには有効で、ワイヤーの間などに挟まった食べかすなどを簡単に落とせます。
